ファミコン音源に歌わせる方法
FC音源ソワカちゃんで使われたドッP方式を解析した結果と考察。
注:本来のドッP方式はもっとシンプルです。まずソワカちゃんのftmを見た方が良いと思います。
母音は矩形波のDuty比によって再現する。
詳しく知りたい場合はフォルマントでぐぐると吉。
12.5%:A
25%:I E
50%:U O
子音は最初の数FのDuty比を変えることで再現する。
例えば「shu」なら1〜3F目まで25%、以後50%となる。「shi」や「se」は「i」「e」で代用する。
曲やBPMによっては適当に弄った方が良いかもしれない。
「mu」や「nyo」は最初の数Fを50%にせず、25%で代用するのもそれなりに聞こえる。
s,sh,h,hy,d,b,by,g,gy: 25% 3〜4F
z,j,r,ry : 50% 3〜4F
k,ky,t,p,py,ch,ts: 50% 3〜4F 2〜3F目音量下げる
n,ny,m,my,y,w: 50% 5〜6F
あとは根性でポルタメントをしっかり。3コマンドを使うと楽できるが、1や2をきちんと使うと効果的。
鳴らしたい音の直前にボリューム0のノートを置いて3コマンドで変化させるのも有効。ボリュームを0にしたくない場面ではGコマンドで鳴らないくらいディレイをかけても代用できるが、3コマンドと併用できない。前者は楽で見やすく、後者はほとんどの場面で使える。
Instrumentを00〜0Fの間に収めると地味に編集が楽。
ボリュームの変化しない3つのDuty比のInstrumentを作っておくと、1つの音で母音を変化させるのがあとから見てわかりやすい。
FamiTracker用テンプレートを置いておきます。適当に改変してお使いください。
なお、v0.2.8以降で開かないと多分落ちます。